camp

母、ソロキャンプに行く。①母、グレる。

ある夜。

ムスメを寝かしつけた後、夕食の食器を洗い終え、

寝ようと寝室に足を向けた。

夫がビールを飲みながら、YOUTUBEでヒロシのソロキャンプ動画を見ている。

パチパチという焚火の音。

ああ、いいなあ、ソロキャンプ行きたいなあ。

そんな何気ない思いが声に出ていたようだ。

「行ってくればぁ」

夫が言った。

そんな返事がくるなんて私はびっくりしていた。

「本当に?本当にいい?」

「いいよ。いっといで」

「娘は夫と一緒で眠れるかな?」

「寝れるやろ。いないならいないで何とかなる」

でも、そのかわり、と夫は続けた。

「官兵衛は連れて行ってね」

官兵衛。

それは、当時生後9か月のイタリアングレーハウンド。

我が家の愛犬だ。

私は手帳を開き、仕事に支障がない日を探した。

2分後、キャンプ場の予約が完了した。

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